複業人材の掛け算で仕事の幅を広げる!複業人材を最大限に活かすための工夫とは?
リモートでの参画が多い複業人材とのコミュニケーションについて、難しいという声をよく聞きます。またモチベーション管理も課題の一つとなっている企業も多いのではないでしょうか。
今回は独自のコミュニケーションルールを定め、複業人材との関係性をうまく保つことで、複業人材を最大限に活用されている企業様をご紹介します。
株式会社MAGLAB代表の武市さんにお話しを伺いました。
本日はよろしくお願いいたします!
早速ですが、御社のサービス概要を教えてください
弊社は、60社以上のパートナー企業と共にIoT/AI導入のご相談から、実装やサービス立ち上げ時のコンサルティングと開発を提供しています。業界や業種を問わず、DXの実現のための現場視点を実装しています。MAGLABの本社は高知県にあり、今高知のプロジェクトが少しずつ動き始めていますが、ほとんどが東京や大阪の案件です。
MAGLABのロゴは、磁石のプラスとマイナス、N極とS極が掛け合うような形になっています。
IoT・AI・ハードウェアの回路設計・組み込みソフトウェア・クラウド等、さまざまな技術を掛け合わせるため、掛け算のマークをデザインしているのです。
想いの詰まった素敵なロゴですね!では、御社の組織体制を教えてください
このコロナ禍で、メンバーが11名から最終的には30名以上までに増えました。正社員もいるのですが、ほとんどが複業やフリーランスメンバーで構成されています。
IoTやAIの技術は幅が広いので、プロジェクトごとに必要なスキルセットがかなり異なります。そのため、正社員雇用で幅広いエンジニアを常に高い稼働率で確保していくことは難しい状況です。
その点複業の強みは、プロジェクトに応じて最適なエンジニアを募集して遂行しやすいことですね。
複業メンバーが活躍されているのですね!採用においてどのような課題をお持ちだったのでしょうか?
幅広い企業様からのご要望にお答えするため、スキルや知見のあるエンジニアを常に確保するという点は弊社の大きな課題でした。
コロナウイルス感染症拡大前は、オフラインのコミュニティで実際に会った人に声をかけていたのですが、それが難しくなりました。
いままでできていたエンジニアとのネットワーキングができなくなり、新しい人を見つけてこないと、と焦っていた時に「複業クラウド」と出会い、サービスを利用することにしました。
ありがとうございます!実際に複業クラウドをどのようにご活用いただいていますか?
主にエンジニアの採用で利用しています。エンジニアも幅広く、AIや回路設計、フロントバック、さまざまなエンジニアをその時々に応じて募集をかけています。それ以外ですと、マーケターさんやデザイナーさんに声をかけたこともあります。
求人を掲載されてから、最短どのくらいの期間で採用に至りましたか?
早い時は3日で採用できました。求人をアップする日が1日、エントリーに1日、調整に1日、という感じでした。
3日で採用に至ったのですね!!
これまで複業クラウドを通して何名ほど採用されていますか?
15名くらいですね。マーケター2人、デザイナー1人、エンジニア(回路・AI・フロント)3名です。
15名の採用ありがとうございます!
採用を進める中で感じる、正社員と複業人材の違いやメリット・デメリットがあればお聞かせください。
バックオフィス業務や運用管理オペレーションのような、恒常的に発生する仕事は正社員の方がいいですね。
それ以外のプロジェクト関連では、案件によって求められるビジネススキルが違いますし、時期が重なってしまうことがあるので、複業人材の方が向いています。
複業人材であれば仕事の幅をいくらでも広げられるし、仕事がない時はコストを最低限に抑えることができます。そのため、複業人材だからというデメリットはあまり感じていないですね。複業人材でも困らないようなプロジェクトの進め方をしているので。
複業人材でも困らないような進め方!?どのような工夫をされているのですか?
採用した複業人材に、もともと正社員として所属している会社があるとします。
そちらの仕事が急に忙しくなる時は、どんな方でもあります。その時に事前に通知してもらう「×2の事前通知ルール」を決めています。
例えば、「明日半日は、子供の通院があり稼働できません」といった場合、0.5日稼働できないため、0.5×2をして1日前に連絡をもらうようにしています。
また、「来週は3日間出張で動きが取れなくなります」という話であれば、3×2となり6日前に連絡をもらうようにしています。
これにより、仕事の進捗でお客様とのコミュニケーションをする際に、今週少し動きがにぶいと報告したり、納期直前であれば他のエンジニアにサポート入ってもらったりと、対応が可能です。
リソース不足を把握するためにも、チームメンバーには技術的な面も含め、困ったことが起きた時は早めに連絡してねと伝えています。
お互いの状況を共有することによってさまざまなリスクも減らせますし、気兼ねなく時間調整を相談できるということでメンバーにも好評です。
なるほど!連携において「×2の事前通知ルール」はとても良い取り組みですね!リスクヘッジにも繋がりますし勉強になります!他に工夫されている点はございますか?
やりたいことは早めに聞くようにしています。
「今勤めている会社ではチャレンジはさせてもらえないが、本当はこういう技術にチャレンジしてみたい!」という思いがあったとしましょう。
その時は、希望に添った仕事を振れるように努力しています。ただ、勉強を兼ねてであれば生産効率は良くないので、単価の相談はもちろんしています。
例えば、通常は1時間5000円だけれど、3000円にしてもらい、勉強も兼ねて取り組んでもらうなど。それによって本人も楽しんでもらえるのであれば、こちらとしても嬉しい限りです。
最近でも、フロントしか経験したことがないエンジニアがIoTデバイスの動かし方を学びながら、クラウドの全体像を把握できるようになり、スキルの向上を実感できているというフィードバックをもらって、楽しんで成長してもらえていることを実感しています。
チャレンジしたいことを積極的に共有できる関係性がとても素敵ですね!複業クラウドはどのような企業に向いているサービスだと思われますか?
地方企業ですね!地方ではなかなか優秀なエンジニアが見つけられないと嘆いている企業が多いように思います。そういった企業が、東京を含めいろいろな経験値のあるエンジニアとコンタクトを取るツールとして、複業クラウドは強力な選択肢になるのではないかなと思います。
ありがとうございます!複業人材の採用は、拠点に縛られない柔軟性も大きな魅力ですよね!
それでは最後に、弊社にかける期待をお聞かせください!
Another works社の成長には期待できます!ここ1年ぐらいでだいぶ使いやすくなってきましたし、意欲的な追加機能もありました。もっとニーズが高い分野でありますし、これからさらに魅力的に進化できるはずなので、より使いやすいプロダクト開発をこれからも期待しています!!
武市さんありがとうございます!
複業人材との働き方において、独自に工夫されている様々な取り組みを聞かせていただき、非常に勉強になりました。今後もご期待に応えられるよう、魅力的なプロダクト開発に努めて参ります!
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